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①マイノリティ・インフルエンスという過去作

どうも七緑です。

マイノリティ・インフルエンス(以下M.I)というのは学生時代に考えた創作物です。それから数年間掛けて、少しずつ書き溜め、一つの物語として固めていく事になります。
発端としては「ルナー」と名付けたオリジナルキャラクターが出来上がり、この子が活躍する物語を書きたいと考えた事が最初です。初めは楽しんで書いていましたが、進むに連れて「この物語をしっかりと形にしたい」という欲と「面白くするには足りない事が多過ぎる」という現状に歪みが生まれ出します。(今振り返って思う事ですが)

結果として、挫折しました。
一応、プロット段階で想定していた物語は書き切ったものの、そこから辻褄を合わせるためにブラッシュアップをしている最中にさじを投げてしまいました。

順序立てて説明します。

  1. とりあえず書かない事には始まらないので、まずは何も分からない所から書き始めました。
  2. 足りないと思った事を補うように、物語としての構成や文体を独学で学びながら、書き進めます。(学びはまだ今も途中ですけども)
  3. 学習が進むに連れて、前に書いた部分に不満を持ちつつも、とりあえず予定したパート全てを書き切りました。
  4. 不満点を書き出しつつ、修正作業を行なっていきます。この時点で、設定や構成の変更による辻褄合わせが大変でうんざりし出します。
  5. 成り立たせようとすればするほど、自分の書きたかった物語からかけ離れていくような感覚に陥ります。
  6. 「新たに書き始めた方が早いのでは?」という感情が生まれて、M.Iの編集作業をストップします。 
そんな事があって、今はインフェルノ(仮)の設定を考えている所です。M.Iは私がこれまで摂取してきた物語からの影響がとても大きくなってしまっていました。しかし、そこに自覚的になった今、適切な距離感でバランスを取り、受け入れていけそうだと思っています。自分の書きたい物語に対して素直に取り組んで行ければと考えています。

 

では、近いうちに。