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「映像研には手を出すな!」には手を出せ

 どうも、七緑です。


 またまた久しぶりですね。

 最近はサークルでの創作活動に時間奪われて投稿するネタがないので、頻度が落ちてしまってます。

 あと、自分の頭の中を人に共有したい欲求みたいなのがサークルメンバーと話せてることで満たされちゃってるってのも大きいかも知れません。


 さて本題ですが、「映像研には手を出すな!」のアニメを見ました。漫画原作で湯浅政明監督の作品です。

 Netflixで見掛けたので、何気なく再生したらどハマりしました。一気に見終わって、次の日には2周目の再生を始めました。

 クリエイター視点で情熱を語る系の作品ってズルな気がするので少し引いた目で見るように心掛けているのですが、それでもこの作品のパワーは凄くて、引き込まれてしまいました。

 夢中になって見終わった後、何が良かったのか考えてみると、何か教えをもらった気がしたんですよね。今の自分だから受け取ることができる説法があるような気がしてて、数ヶ月前に見ても感じ方が違ったんじゃないかと思います。

 作中では、高校生がアニメを作っているのですが、メインキャラがみんな物知りで頭が切れる。「こんな高校生いねえよ」と思うほどに。キャラとしてはリアリティは無くて、作者や監督のうんちくを語るマリオネットと化している感は否めませんが、ただそれは一旦置いといて。このキャラ達が語るアニメ制作者としての知識や意気込みが胸を打つんですよ。「こんな気持ちで作品作ってますよ」と言われてるような気がして、良い意味で説教されてるような感覚が堪らない。きっと一般視聴者には、「少しアニメについて詳しくなった」とか「日本人としてこれだけこだわって作ってる作品があるのは誇らしい」みたいなことを考えさせる作用しかないと思いますけどね。

 ただ、アニメを作りたいと思っている私には刺さります。作画アニメにおける伝統的な手法とその解釈、実践しようとした時の苦悩など。私がセルルックCGのアニメーターとして仕事をする中で、強く意識してきた部分をアニメーター側から同調して貰えているような気がして、終始幸福でした。

 長くなりそうなので、とりあえずこんなとこで。


では、近いうちに。