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もやもや

どうも、七緑です。



ブログを始めた頃にお話した通り、平日は3dアニメーターとして働いていまして、その立場にいると、アニメ作品並びに業界に対してに関して色々思うところがあります。

モヤモヤしている最中なので、取り留めのない話になってしまいますが、お付き合いくださいませ。


最近、よく思うのがジャンル分けに自覚的過ぎて、悪い意味で無駄がないということです。

映画のプロモーションで「大人も子供も楽しめる」なんてフレーズがあったりしますが、本当の意味で大人も子供も楽しめる作品なんて全然ないような気がします。情報社会化の影響か、ターゲッティングが的確過ぎて、その周辺にいる人間を取りこぼしても良いという割り切りを感じます。

成人男性に向けるなら、あえて小難しいストーリー構成に情報過多な世界観描写。ロボとアクションと、それを邪魔しない程度のエロ。みたいな感じ。(例えに出した作品群は、割と上手くやってる作品ばかりに思いますが)

そんな割り切りが醸し出すあざとさが鼻につくんです。


私はアニメに対して、とても思い入れがあるのですが、それは私の性格形成や成長に大きく関わっていると感じているからなんですね。

そんなことも関係してか、アニメとは「子供を大人にするコンテンツ」としての役割を担ってもらいたいという願望があるわけです。もちろん、そればかりである必要はないと思いますが、最近本当に少ないように思います。

視聴者にとって少し背伸びした難しい内容を、アニメ作品が持つ易しいイメージによって、受け取りやすくなっているという形が私にとっての好きなバランス感なのです。


「そんなもの必要とされていないよ」思うかもしれません。ビジネスとしてナンセンスだという主張も一理あると思います。しかし、歴代の名のある作家は成し遂げ出てきたものだと思うんですよね。



では、近いうちに。