· 

①物語としてのコメディ

どうも、七緑です。



さてさて、お笑いです。お笑いについて考えます。自分のホームページとはいえ、素人がお笑いを語る事ほど、しょーもない事はないと思いますが、許してください……

お笑いファンの端くれとしては、飲みの席で留めておくべき事は重々承知ですが、私の創作活動のため、勇気を振り絞って前進します。

端的に物語には必要なんですよ。私の知る限り、名作にはコメディ要素が散りばめられています。大衆向けであるほど、その傾向が強まります。(ジャンルによりますけど)



それは何故か。

私の考えでは、感情の起伏が無ければ、人は飽きます。一般的な層はその場の充実感を味わうための娯楽としてのみ、物語を楽しむので、その場その時の快楽を優先しがちです。つまり、一定の尺以上の平坦な場面は許容してくれないのです。YouTubeの動画の尺や編集の文化を考えてもらえば、分かりやすいのではないでしょうか。

物語はその性質上、結論や結果を最後に持っていきます。それを受け取ってもらうには、その間の道のりを越えて来てもらうしかありません。だから、その道のりを退屈させないように、細かな満足感や達成感を味わってもらいながら、進むよう仕向けます。



そのツールとして、笑いは非常に有用なわけです。もう一つ、散りばめやすいのは興味深さです。練り込まれた設定や後に繋がる情報を開示する事は、受け手を引き込むには良い選択肢です。この2つの楽しさは比較的使い所を選びませんから、意識して使えるようにしたいのです。

しかし、笑いは非常に難しいと考えています。



数回に分けて、インフェルノで使用出来そうな笑いを考えてみたいと思います。

もしかしたら、試しに会話劇を書くのかなぁ……



では、近いうちに。