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情報開示のタイミング

どうも、七緑です。


今回は3パートを意識した情報開示のタイミングを考えていきます。


決まっている事は第一章のキャラクターアークです。それに準えてストーリーを作っていくので、主人公パートのストーリーラインも大枠は出来上がっています。

そこに、他のパートをどう差し込んでいくか決めるのが今回の目的です。

便宜上、通力や泥や扉を「異能」と呼び、できるだけ簡素な文になるよう努めます。

とりあえず、順不同で今考えられるイベントを書き込んでみます。


①視聴者に異能を知らせるタイミング

主人公である井垣悠景が初めて異能に触れるのは、教団の脱走者に襲われるタイミングです。そこでは、未奈も襲われ泥により覚醒します。その結果教団側に価値のある者として扱われ、拉致される事となります。


②不適合者への悪影響を知らせるタイミング

住民からの通報により、死体を発見。頭部が破裂した死体を調べる描写。ここでは適合不適合を意識する事はありませんが、後々回想で引っ張ってきて、不適合者の末路として扱います。


③他の異能者存在を知らせるタイミング

未奈が拉致されて絶体絶命の時に助けが入ります。格好良く登場します。明らかに味方であり正義っぽく演出したいです。それが憐&月との出会いになります。


④倫理降神会の存在を知らせるタイミング

教祖と幹部の会話。(円卓っぽく)

教団内部の雰囲気を描き、その目的を少しだけ見せます。本格的に敵対する必要がある事を視聴者に認識させましょう。


⑤憐の知識を主人公に伝えるタイミング

憐は研究者なので一般人よりも知っている事が多いです。そして、月も含めて2人は覚醒者なので、通力の感覚についても知っている事があります。しかし、全てを知っているわけではありません。ここで必要なのは主人公の動機付けのための情報開示をしつつ、刑事パートで語りたい要素を最低限に抑えることです。通力が不適合者に与える影響については知らない方がいいです。知る機会が無い事と危険かも知れないから慎重になっているという理由も視聴者に伝える必要があります。


⑥傍観者の存在を描写するタイミング

情報屋や探偵のような立ち位置の人間を設けようと思います。普段はバーを営んでいて、繁盛していなさそうな店です。そのマスターは気の良さそうなお兄さんですが、実際は裏のある怪しい人物です。教団の情報を仕入れて、小遣い稼ぎをしています。

ベテランの刑事がバーを立ち寄り、マスターから情報提供を受けるシーンを描きます。


⑦主人公側と刑事側の情報が同期するタイミング

おそらく物語の序盤の終わりがきっかけになるかと思います。不適合者であるが故の恐怖心には飽きが来るでしょう。ここから先は人類全体がどうしようもない強大な謎や未知を提示して、視聴者を沼へと誘います。


今考えられるものはこれくらいでしょうか。これ以降の情報は設定のより深い部分を考える必要がありそうなので、一旦ここで止めます。

⑦のタイミングから一気に物語が変化するはずなので、それ以前に設定すべき情報開示のタイミングがあれば適宜改善していきます。


では、近いうちに。