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①クトゥルフ的な要素を取り入れる

どうも、七緑です。


これまでインフェルノの枠組みを考えてきました。世界観や用語、キャラクター、構成などなど。

その上で、さらに入れておきたい要素がクトゥルフ神話です。


クトゥルフ神話とは、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトを中心に、その作家仲間達によって書かれた小説群を元にした架空の神話です。


複数の作者、複数の作品によって、少しずつ描かれ、形作られてきました。

その中では邪神が存在し、人々を未知の恐怖へ誘います。

邪神はたくさん存在して、地球上のあらゆる生物と異なる歪な構造をしています。さらに、容姿として特徴的なのは、タコや魚などの海の生物がモチーフとなっている点です。


それらは地球、あるいは宇宙のどこかに存在していて、人類を恐怖の底へ陥れるという話が多いようです。私が調べた範疇なので、間違っているかも知れません。中には英雄譚のような物語も存在するようで、どうしても作者によって作風に違いが出ていますね。


私がクトゥルフ神話に関心を持ったのは、宇宙人の出てくるいわゆる「SFホラー」と似ていますが、一部が決定的に違うところです。


大体、宇宙人のような未知の生物は、地球よりも高度な技術を持ち、彼らは彼らなりの目的によって行動します。それは地球上に住む我々人類とぶつかり合う事になるかも知れませんが、それは立場の違いによるものである意味人間性があります。この場合の恐怖は人間より高度な文明を持つ生物が我々の敵になるかも知れないという可能性を提示して、不安を煽るというものです。

もちろん、例外はたくさんあると思いますが、宇宙開発に勢いのあった時代直後あたりに量産されたSFホラーの多くはそういった要素が入っていたのではないでしょうか。


クトゥルフ神話はそれと異なります。人類には理解できない身体や能力を持ち、知的ではないため行動原理は測れません。そのため、人間には抵抗の術がありません。これまで信じてきた世界の理は幻だとさえ感じます。

クトゥルフ神話には、その恐怖を描く事のみを目的とした作品がたくさん存在します。


子供の頃からホラー作品は好きでした。

私の理解の範疇を超えた存在がこの世に居るかもしれない。

そこにワクワクしていました。

「人の怨念が結局1番怖い」というのは、どうしてもチープに感じてしまうわけです。


クトゥルフ的な要素をインフェルノには上手く取り入れられたらと考えています。


次回はインフェルノに取り入れるには、どうしたら良いか具体的に考えていきます。


では、近いうちに。