どうも、七緑です。
今回がキャラクターアーク最後の回!
ちゃんと締め括れるのか!!
<プロットポイント3>
敵を倒しても未奈を救い出す事は出来ない事を知ります。敵の隠し玉です。
主人公の「嘘」がもたらす弱点が突然に露呈します。主人公は人間の何を信じたら良いのか分かりません。
・「WANT」と「NEED」の究極の選択
途中までは両立する事ができると考えていましたが、無理だという事が分かりました。
敵は扉を開いて、主人公を常世へ誘導します。しかし、そうなれば楽しく暮らす環境は手に入りません。
どちらを選択するのか苦渋の決断を迫られます。
・古い自己の死
未奈の死を実感します。それと共に「嘘」から離れる事が出来ます。感覚的に敵の言葉を信じてはいけないと思いますが、部分的に本当の事を言う事もあるし、嘘を言う事もあると改めて理解します。
その上で、「何を信じるかというより誰を信じるか」だと考え、憐と月の言葉を信じる事にします。古い自己との決別をします。
<第三幕>
・危機感を上げる
プロットポイントでの出来事はナイフのように、人物の背に突き刺さっています。さらにひねりを加えてプロットポイントの余波を描きましょう。
主人公は「真実」を選択した事によって、身体的にも打ちのめされます。
自分の選択が最善だったのか、たやすく納得できない方向へ考えが及びます。
敵は嘲笑し、罵倒します。
それに怯む主人公の隙を見逃さずに敵は攻撃を加えます。先ほどまで優勢だった主人公ですが、雲行きが怪しくなります。
・人物をずっと不安定な状態にしておく
敵の言葉によって不安や疑念が再燃します。そのため、「真実」の生き方がもたらす効果が得られていない事にも意識が向きます。
・人物がどこまで変化したかを示す
「嘘」を拒絶する人物の行動を描きます。主人公が味方を守り、大切さを言動で表現します。
・新しい価値観に「新しい攻撃」をしかける
メインの敵対者以外が新しい価値観に対して攻撃をして、主人公を揺さぶります。
<クライマックス>
主人公と敵は対決へ。
主人公は「真実」を信じて力を発揮します。
物語の中心となる葛藤はクライマックスで解決に向かいます。
・クライマックス
戦闘中に「新しい攻撃」がなされます。
心理的な攻撃はクライマックスの最中でも継続します。
・人物が「嘘」を最終的に振り払うタイミング
「クライマックスで「嘘」を拒絶する」パターンと「クライマックスの前に「嘘」を拒絶する」パターンがあります。
この物語の場合は、プロットポイント3から敵対者と会話しなければならないため、前者となります。
・「クライマックスの瞬間」
ストーリー全体を貫く葛藤や戦いが解決する瞬間を指します。
葛藤が終わるのは主人公が敵対勢力を完全に打ち負かす時です。
<「解決」>
・テーマとなる問い
答えは明確に表現します。
月の「悠景はへっぽこだから何も出来ないもんね。」という言葉に対して。
悠景「そうかもな。」「だから、また助けてくれよ?」と言います。
月のセリフが、序盤の未奈のセリフと重なります。
・人物の「新しい普通」
白波瀬邸での暮らしが悠景の普通になります。彼にとっては3人で協力し、助け合いながら暮らす事が普通です。人間は信用できないという「嘘」を払拭します。
それまでは親切にされながらも、最終的に信じられるのは自分だけだと思いながら生きていました。
それらを対比する形にして「新しい普通」を見せます。
明るく楽しいシーンです。
内容が内容だけに時間を費やしました。
毎度の事ながら、読み物として読みにくい仕上がりで申し訳ないです。
一応自分の中ではラストまで繋がりました。
キャラクターアークとしては、すごく良い感触です。ただ、この話を完成させるためには、世界観とイベントを適切に設定しなければなりません。
回り道のように感じますが、いろいろ練っていく必要があります。
では、近いうちに。
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