どうも、七緑です。
前回の続きです。
Q)教団、宗教団体とは何のことか
団体名は倫理降神会。
彼らは神を創造する事を目的としている。
そのための準備は決して穏やかなものではなく、事件として人々に知られる事になる。
儀式の生贄となった人間は、その殆どが死ぬ。
適合者以外は頭が破裂して、残酷な死に方をする。
神とは総理大臣であり、社長であり、親分であり、先生に成り代わる存在。
現代の人々が求める存在を一手に担う存在。
それは均一的な生活と独裁を生む。
人々は物理的な貧困から解放される代わりに、精神的な貧困に蝕まれていく。
その心を利用して、叶えようとしているのが精神世界の一本化である。
一見、先進的で人の豊かさを尊重しているように聞こえるが、彼らの方法には問題点がある。
物質から解放されて、精神の自由を手にすることが出来るのは一握りの人類だけである。
その他、多くの人類は身体と心の結び付きが強く、分離する事が困難だ。
彼らは不適合者と呼ばれ、滅びゆく物質世界と共に朽ち果てるのを待つのみとなる。
彼らはその事実を伏せて、多くの信者を集めている。
<方法>
地球を飲み込むほど、大きな扉を開いて全人類を転移させる儀式。
扉は泥を呼び込み、物質界に人類の覚醒を及ぼす。
<運営>
主要人物が集まってからは信者を確保しつつ、組織を拡大する。
力を使い選別をする。異界の物質を持ち出し、額に当てる。それに対する反応で二分される。
適合者は、身体的な異常が起こる。殆どが急激なめまい、吐き気などの体調不良。稀にその場で覚醒する事もある。
不適合者は、危害を加えずに一般的な信者として、活動してもらう。もちろん、不適合者だとは知らせずに、選別時に異常をきたした彼らこそが不適合者だと説明し、誤解を生む。
基本的には衣食住を保証し、勧誘活動に従事させる。
幹部には財力を持つ人間が含まれており、そこからの資金援助により運営している。
不適合者は辛い労働から解放され、衣食住を保障され、ノルマのない主体的な労働によって、承認欲求と自己実現欲求を満たしている。
そして何より、天皇に成り代わった教祖は戦時中と違い、清く正しい行いのみを推奨する。
不適合、適合問わず信者は口を揃えて教祖を称え、感謝し、崇め奉る。
一見、平和的だが、大多数の騙された賛同者によって構成されている。
<計画>
地球を飲み込むほど大きな扉を開き、全人類を飲み込む。
より巨大な扉の建設。
扉の開放計画。
倫理降神会は得体の知れないカルト教団です。本部は赤海市の山奥にあります。
証拠は出ないものの、悪い噂ばかり耳にします。近隣住人はあまり近寄らないようにしている場所です。赤海市では毎年数名の失踪者が出ています。それと関連があるのがこの教団だと恐れられているわけです。
次回は教祖と設立の経緯について考えます。
では、近いうちに。
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