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④インフェルノの設定固め

どうも、七緑です。


前回の続きです。


Q)教団、宗教団体とは何のことか

団体名は倫理降神会。


彼らは神を創造する事を目的としている。

そのための準備は決して穏やかなものではなく、事件として人々に知られる事になる。

儀式の生贄となった人間は、その殆どが死ぬ。

適合者以外は頭が破裂して、残酷な死に方をする。

神とは総理大臣であり、社長であり、親分であり、先生に成り代わる存在。

現代の人々が求める存在を一手に担う存在。

それは均一的な生活と独裁を生む。

人々は物理的な貧困から解放される代わりに、精神的な貧困に蝕まれていく。

その心を利用して、叶えようとしているのが精神世界の一本化である。

一見、先進的で人の豊かさを尊重しているように聞こえるが、彼らの方法には問題点がある。

物質から解放されて、精神の自由を手にすることが出来るのは一握りの人類だけである。

その他、多くの人類は身体と心の結び付きが強く、分離する事が困難だ。

彼らは不適合者と呼ばれ、滅びゆく物質世界と共に朽ち果てるのを待つのみとなる。

彼らはその事実を伏せて、多くの信者を集めている。


<方法>

地球を飲み込むほど、大きな扉を開いて全人類を転移させる儀式。

扉は泥を呼び込み、物質界に人類の覚醒を及ぼす。


<運営>

主要人物が集まってからは信者を確保しつつ、組織を拡大する。

力を使い選別をする。異界の物質を持ち出し、額に当てる。それに対する反応で二分される。

適合者は、身体的な異常が起こる。殆どが急激なめまい、吐き気などの体調不良。稀にその場で覚醒する事もある。

不適合者は、危害を加えずに一般的な信者として、活動してもらう。もちろん、不適合者だとは知らせずに、選別時に異常をきたした彼らこそが不適合者だと説明し、誤解を生む。

基本的には衣食住を保証し、勧誘活動に従事させる。

幹部には財力を持つ人間が含まれており、そこからの資金援助により運営している。

不適合者は辛い労働から解放され、衣食住を保障され、ノルマのない主体的な労働によって、承認欲求と自己実現欲求を満たしている。

そして何より、天皇に成り代わった教祖は戦時中と違い、清く正しい行いのみを推奨する。

不適合、適合問わず信者は口を揃えて教祖を称え、感謝し、崇め奉る。

一見、平和的だが、大多数の騙された賛同者によって構成されている。


<計画>

地球を飲み込むほど大きな扉を開き、全人類を飲み込む。

より巨大な扉の建設。

扉の開放計画。


倫理降神会は得体の知れないカルト教団です。本部は赤海市の山奥にあります。

証拠は出ないものの、悪い噂ばかり耳にします。近隣住人はあまり近寄らないようにしている場所です。赤海市では毎年数名の失踪者が出ています。それと関連があるのがこの教団だと恐れられているわけです。


次回は教祖と設立の経緯について考えます。

では、近いうちに。